インターネットにおける、出会い系サイトと呼ばれる物と、一般世間で考える出会い系サイトには、若干の違いがあり、出会い系サイトに対する偏見も多く感じます。ここでは、インターネットにおける実際の出会い系サイトを簡単に紹介したいと思います。
■出会い系サイトとは
世間一般で、出会い系サイトと言うと、大雑把に言えば、男女の出会いに特定されたサイトを指すと思われます。その中で、事件に発展し、トラブルが多いのが、近年特に問題視される、携帯電話を利用した男女の出会い系サイトです。
他方、インターネットで大手検索エンジンやポータル系サイトの、”出会い系”のカテゴリーに入っているのは、必ずしも男女の出会いと特定された物では無く、コミュニティーサイトや学校などの同窓会のサイトも含みます。
何故ならば、出会い系サイトとは、コミュニケーションを求める人が集う場であり、その目的は不特定多数であり、実際に出会う事では無く、インターネット上のみで交流できる人と出会い事が目的の人も沢山おられるからです。メール交換のみ、チャットのみなどの交流を目的とした人達です。
故に、これらも出会い系サイトのカテゴリーに分類されるのが自然であると考えられます。
■出会い系サイトの実例
具体的に、出会い系サイトと言うと、結婚出会い系や、無料出会い系でお勧めの出会い系サイトとして、紹介している真面目な出会い系サイトの他に、例えば以下のような物が、現在大手のポータルサイトの”出会い系サイトのカテゴリー”に登録されています。
1:同窓会サイト
同窓会サイトの殆どは出会い系サイトに属します。再会を目的としていますので、明らかに出会い系サイトと言えます。大半が、学校の同窓生の情報交換のサイトで、日程、催し、イベントなどが紹介されています。
2:老人,高齢者のコミュニティー
老人系コミュニティーも出会い系サイトに属すケースが多く、パソコン、インターネットを生かして、高齢者の生活が豊かな物になるように、参加者どうしで支えあう物などがあります。
3:チャットコミュニティー
リアルタイムチャットを介して、ネット上で楽しい話をしたい人が集う、ありふれた一般的なチャットサイト
4:掲示板コミュニティー
メル友募集、恋人募集などが一切無い、単なる掲示板コミュニティーサイト。ホームページ紹介などが主体。唯一異なるのは、メルアドを掲載する利用者が多い事のみ。
■出会い系サイトへの偏見と正しい知識
以上のように、出会い系サイトと言っても、千差万別で多彩な種類があります。健全で真面目な男女の出会い系サイトとしては、結婚の出会い系サイト、恋愛の出会い系サイトなどがあり、これらも多種多様ですが、大手企業が運営する著名な成婚実績を誇る物などがその代表です。不健全な男女の出会い系サイトに関しては、相応のキーワードで検索する必要があります。 出会い系サイトを探す場合には、『何の出会い系サイトであるか?』『何を目的とした出会い系サイトであるのか?』で考える事が重要であり、出会い系サイトに対する偏見を持たず、十派一絡げに考えずに、正しい知識と目的を明確にしてきちんと調べた上で参加し、利用する事が望ましく、それによって出会い系サイトを利用した犯罪や事件などが減るのではないかと思われます。
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